NEW LANDSKAP
shooshie sulaiman
ニューランドスカップ
シュシ・スライマン 展
2023年 9月16日(土)~ 11月12日(日)
時 間 :午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 :月曜日(9月18日、10月9日は祝日のため開館)
観覧料 :大人/800円、学生/550円 ※中学生以下無料
前売り・各200円引、団体(20名以上):各100円引
※70歳以上、各種手帳(ミライID可)をお持ちの方は、
証明できるものを提示により無料
渡り鳥の到来は風景を更新させ、そして渡り鳥自身もいつしかここの風景の一部になっていく。
なぜこの廃屋だったのか。なぜ尾道なのか。
このプロジェクトを巡り、これから何が起きていくのだろうか。
これまでもそうであったように、計画では捉え難い出来事の連鎖が起きていくことだろう。
振り返ると一つ一つの出来事は「兆し」(マレー語でペタンダ)としてすでに現前していたのだった。
アーティストの存在がすでに忘れてしまっていたものや失われゆくものへの入り口を開いていくかのようでもある。
マレーシアのアーティスト、シュシ・スライマンの尾道での10年間にわたる創作活動を展示する
展覧会「NEW LANDSKAP ニューランドスカップ シュシ・スライマン展」を開催します。
タイトルの「LANDSKAP」はマレー語で「風景」を意味しますが、
アーティストの想像力は文化的な基層にも及び、「LANDSKAP」は視覚的要素だけでなく、場の来歴、
さらに場に潜在する不可視なエネルギーも包括したものとなっています。
本展覧会は、
アーティストと一棟のごくありふれた廃墟の出会いから始まったプロジェクトの深さと拡がりを、
尾道市立美術館の空間と再生された廃屋の両方で同時に見ることができる絶好の機会となります。
シュシ・スライマン 略歴
1973年マレーシア、ムアール生まれ。1996年マラ技術大学にて美術学士号取得。その後マレーシア国立美術館のYoung Contemporaries Awardを受賞し、ドクメンタ12(2007)、アジア太平洋現代美術トリエンナーレ(2009)、光州ビエンナーレ(2014)、シンガポール・ビエンナーレ(2011、2022)に参加するなど国際的に活躍。日本では1998年に茨城のアーカスプロジェクトに参加したほか、「エモーショナル・ドローイング」(東京国立近代美術館 / 京都国立近代美術館、2008)、「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」(国立新美術館 / 森美術館、東京、2017)、同年ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」(横浜美術館、神奈川)の出展で知られ、また、2013年から「AIR Onomichi」に継続して参加。主な個展に「Sulaiman itu Melayu/ Sulaiman was Malay」(小山登美夫ギャラリー シンガポール、2013)、「Malay Mawar」(カディスト美術財団、パリ、2016)、「Main Getah / Rubberscape」(Museum MACAN Children's Art Space、ジャカルタ、2019)、「赤道の伝承」(小山登美夫ギャラリー、東京、2021)など。
*尾道旧市街斜面地に点在する会場もご覧いただけます。
会期中 土日祝のみ 11:00~17:00オープン 入場無料
光明寺會舘 尾道市東土堂町2-1
シドラハウス 尾道市西土堂町 13-38
書斎(ライティングスタジオ) 尾道市西土堂町10
*東京で同時開催
シュシ・スライマン個展 「fake M.」
2023年9月1日(金)~22日(金)11:00-19:00 日月祝 休
小山登美夫ギャラリー 六本木 http://tomiokoyamagallery.com/
106-0032 東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
TEL:03-6434-7225 info@tomiokoyamagallery.com
関連イベント
★ トーク1 「Fake Migration シュシ・スライマンのアート」
9月16日(土)14:00~16:00
登壇者
シュシ・スライマン
蔵屋 美香(横浜美術館館長)
会場:尾道市立美術館 2Fロビー
参加無料(要 展覧会観覧料) 予約不要
★ トーク2 「ORGANIZING ABANDON 空き家の再生/転生」
9月23日(土)14:00~16:00
登壇者
シュシ・スライマン
小野 環(尾道市立大学教授)
豊田 雅子(NPO 法人尾道空き家再生プロジェクト代表理事)
会場:尾道市立美術館 2Fロビー
参加無料(要 展覧会観覧料) 予約不要
★ トーク3 「Re-visit history 尾道の知られざる歴史」
10月1日(日)14:00~16:00
登壇者
シュシ・スライマン
梅林 信二(尾道市立美術館学芸員)
小野 環(尾道市立大学教授)
西井 亨(尾道市遺跡発掘調査研究所所長)
*トーク開始時に土堂小学校生徒による校歌斉唱があります。
会場:尾道市立美術館 2Fロビー
参加無料(要 展覧会観覧料) 予約不要
★ こどもと大人の鑑賞会(中学生以下対象)
10月8日(日)、10月29日(日)両日とも14:00~15:00
こどもたちを対象にした鑑賞会です。鑑賞資料をもとに、作品鑑賞していただけます。
参加無料・予約不要 付添いの方1名は無料で入館
★ NEW LANDSKAP ツアー
9月17日(日)、9月24日(日)両日とも14:00~16:00
美術館から山手地区を歩き、シュシ・スライマンの活動サイトを巡ります。
参加無料・申込み不要 当日13:50に美術館前に集合
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